金駿眉とは?
金駿眉は紅茶・烏龍茶で有名な福建省の武夷山で2005年に生み出された紅茶です。もともとこの地域は紅茶発祥の地とされ、正山小種(ラプサンスーチョン)の産地でした。
一般的な紅茶というと強い味を生み出すため良く育った大きな葉を使うのに対し、金駿眉は緑茶などの高級茶と同様、うぶ毛の多い芽の先端を使っています。そのため仕上がった茶葉は黄金色に見えます。紅茶の茶葉が細かいのは強く味を出すため葉を細かく切っているからですが、金駿眉の細かさはその芽の小ささに由来します。
急速に経済発展する中国の時流に乗って、急速に知名度を高めた高級紅茶です。
金駿眉の飲み方
金駿眉は先にも述べたように茶葉の芽の部分で作った紅茶(葉も混ぜたものは銀駿眉と呼ばれます)ですので、淹れ方も少し違います。
生産者のおすすめは茶葉に直接当たらないように熱湯を注ぎ、5秒。2回目から10秒、15秒と増やしていく。できれば軟水が良いです。
大体5〜10秒くらいで試してみると、味わうのに十分な濃度があっておいしいです。淹れる時間が短いだけに、きっちりお湯を切らないといけません。最初甘い蜜香が強く感じられ次第に果物のような酸味が感じられると思います。これで12回淹れられるとのことですが、これは中国らしい言い回し。それでも5、6回は問題なく美味しくいただけます。
青茶の中でも最も貴重な物の1つで、香木にも似た独特な芳香に富み、渋みだけでなく甘みさえ感じる物が多い。また、その香りや味わいが、数煎目まで持続するといわれる。古くは南北朝時代の南朝斉初から知られ、唐の時代には文人の孫樵が「晩甘侯」と賞美していることからも普及の度合いを知ることができる。とのこと
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